ZOOM UP INTERVIEW

ZOOM UP INTERVIEW
櫻井海音

櫻井海音

 

    


モノローグではアクアとしての
感情をすべて出しきりました


-赤坂アカ×横槍メンゴによる超人気コミック「【推しの子】」。伝説的アイドル、アイの子どもとして転生するファンタジックな設定と、芸能界の裏側に鋭く迫る衝撃的な内容やサスペンス要素が盛り込まれた斬新なストーリーで話題沸騰となった作品だ。
その大ヒット作がAmazonと東映の共同プロジェクトによりドラマ・映画で実写映画化!本プロジェクトでアイの双子の子どもの1人であり、彼女の死の真相究明に乗り出すアクア役を熱演した櫻井海音に本作への想いを聞いた。


もともと原作の「【推しの子】」は大好きな作品でしたので、出演のお話をいただいた際は驚きと嬉しさで頭がいっぱいでした。もちろんプレッシャーもありましたが、アクアを演じるチャンスを逃したくないという想いが勝り、次第に「自分が演じるんだ」という決意へと変わっていきました。
本作では芸能界の裏の部分を丁寧かつ繊細、そして残酷にも描いています。キャラクターそれぞれが抱える仕事への情熱や葛藤が生々しく語られるなど、リアルな内容は大きな魅力の1つ。さらに素敵な楽曲や華やかな芸能界、事件への考察やサスペンスの要素もあり、こんなに見ごたえのある作品はなかなかないんじゃないかなと思います。


役作りの際は漫画のコマとコマの間を自然に埋められるようとにかく原作を読み込みました。そして撮影ではシーンごとにアクアの立ち位置や表情、セリフの改行まで原作と照らし合わせつつ、それをどう表現できるのかに集中していました。
アクアはクールな性格ですが、その一方で自分が固執することに対しては一人で突き進んでいってしまうタイプ。怒涛の展開が続いていくなかで彼の弱さや脆さが徐々に見えてきますが、そんな人間的な部分に共感しましたし、”アクアとして”様々な劇中劇を演じられたのも楽しかったですね。

印象に残っているのは劇場版ラストのモノローグのシーンです。本編の撮影から時間が経っていたのにこれまでのことがフラッシュバックして涙が(笑)。アクアとしての感情はすべて出せたので観た方に何かを感じとっていただけると嬉しいです。
原作ファンの方々にも納得していただける仕上がりになっていますし、今回初めての方でも圧倒的に面白い作品になっているはず。ラストに近づくにつれサスペンス色が濃くなっていきますので、漫画という2次元が映像という3次元でどう表現されているのかを楽しみにしつつ、是非この「【推しの子】」の結末を見届けていただきたいですね。

  
 
  Photo:平野司 Text:足立美由紀 Styling:藤井晶子 Hair&Make:高草木剛(VANITÉS)・吉沢実希

 

プロフィール

櫻井海音 KAITO SAKURAI
2001年4月13日生まれ。
モデル・バンドマンとして芸能活動をスタート。2020年に連続テレビ小説「エール」で俳優デビュー。ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(21')、映画「嘘喰い」(22')、ドラマ「VIVANT」(23')など話題作に出演。2025年には映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」が公開予定。

作品紹介

【推しの子】
12月20日(金)より東映配給にて全国公開

ドラマシリーズと映画によって構成されるビッグプロジェクト。映画では、アイの事件にまつわる犯人、そして、アクア(櫻井海音)とルビー(齋藤なぎさ)の父親はだれかをシリーズの集大成として描き切る。アイ(齋藤飛鳥)は出産したことを隠しながら芸能活動を再開し、スターダムを駆け上がっていった。しかし、B小町の念願のドーム公演当日の朝、アイはストーカーに刺殺され…。

 
    
     ©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映  
     ©赤坂アカ×
横槍メンゴ/集英社・東映/集英社・2024映画【推しの子】製作委員会

テレビサービスについて詳しくはこちら

番組ガイド誌「CABLE GUIDE」詳細


「CABLE GUIDE」のお申込みはこちら

  • メールで紹介
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Pick Up ピックアップ


Special Contents スペシャルコンテンツ