ZOOM UP INTERVIEW

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鈴木亮平×有村架純

鈴木亮平×有村架純

 

    


鈴木「大事な人をより大事に思える作品」
有村「人生を見つめ直せる素敵な映画です」


-朱川湊人による直木賞受賞のベストセラーを映画化した、不思議な記憶を巡る兄と妹の物語『花まんま』。
大阪の下町を舞台に亡き両親の代わりに妹を守ってきた兄・俊樹と、結婚を控える身で兄には言っていない“秘密”を抱える妹・フミ子を描いている。本作で俊樹を演じた鈴木亮平とフミ子を演じた有村架純に作品への思いや見どころを語ってもらった。


鈴木「脚本が素晴らしくて。ここまでストレートなヒューマンドラマはやっていなかったので、ぜひ挑戦したいと思ってやらせていただきました」
有村「私も脚本を読んでやらせていただきたいと思いました。ファンタジー要素がありつつ王道の人情ストーリーに感動しましたので。亮平さんと共演できることも大きな理由でした」
鈴木「有村さんとは初共演でして、有村さん自身は親しみやすい方ですが、フミ子の独特の胸の内を見せてくれない雰囲気にリアリティを持たせてくださいました
有村「鈴木さんは役と実直に向き合われる方でストイックな印象だったんですけど、現場ではずっと関西弁で話して自然体でいられて、おっちょこちょいな面も見せてくれました(笑)


鈴木「僕は俊樹と似ているんですよ。妹も実際にいますが、フミ子とは全然違うタイプです。フミ子は兄貴を手のひらで転がしていて、俊樹もそれがまんざらでもないって感じで」
有村「フミ子は兄のことを大事に思っていて、だけど兄には言っていない秘密を抱えていて。そこの部分で兄やんはどうしても寂しさを感じてしまうんだと思います」
鈴木「結婚式のシーンが印象に残ってます。言葉では言い表せないほどの感慨深さがあって、とても泣けるシーンだと思います」
有村「フミ子は親がいない寂しさを感じないようにして生きてきたと思うんですが、それが結婚式で昇華されたと思うんです私のなかには実際にはないんだけど、兄やんとの思い出が走馬灯のように駆け巡りました」
鈴木「俊樹にとってのフミ子のように、自分にとっての家族や大事な人をより大事に思うことができる作品になっていると思います
有村「自分の過去に思いを巡らせて、生きてきたんだなって人生を見つめ直せる素敵な映画です。たくさんの人に見てもらえると嬉しいです」

  
 
 Photo:平野司 / Text:入江奈々 / Styling:臼井崇(THYMON Inc.)・Hair&Make:Kaco
(ADDICT_CASE)(鈴木亮平) / Styling:瀬川結美子・Hair&Make:ヘアメイク 尾曲いずみ(有村架純)

 

プロフィール

鈴木亮平 RYOHEI SUZUKI
1983年3月29日生まれ。
2006年俳優デビュー。2007年『椿三十郎』で映画デビューを果たす。2014年NHK連続テレビ小説『花子とアン』、2015年『俺物語! !』で評価を受ける。主な出演作にNHK大河ドラマ『西郷どん』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『シティーハンター』がある。
『エゴイスト』で第78回毎日映画コンクール男優主演賞ほか数々の賞を受賞。

有村架純 KASUMI ARIMURA
1993年2月13日生まれ。
2010年『ハガネの女』でドラマ初出演を果たす。2015年『ストロボ・エッジ』で注目される。2015年『映画  ビリギャル』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞をW受賞。2021年『花束みたいな恋をした』では、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。他の主な出演作はNHK連続テレビ小説『ひよっこ』など。次回作に映画『ブラック・ショーマン』が公開を控える。

作品紹介

花まんま
4月25日(金)全国公開

大阪の下町で暮らす二人きりの兄妹。兄・俊樹は、死んだ父と交
わした「どんなことがあっても妹を守る」という約束を胸に、兄として妹のフミ子を守り続けてきた。
妹の結婚が決まり、親代わりの兄としてはやっと肩の荷が下りるはずだったのだが、遠い昔に二人で封印したはずの、フミ子の“秘密”が今になって蘇り…。


 
    
     ©2025「花まんま」製作委員会

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