地震の大きな揺れが来る前に、地震の規模と揺れるまでの時間をお知らせする事によって、地震の被害を軽減させる事を目的とした情報です。
地震が発生すると、P波(初期微動)とS波(主要動)の2つの波が同時に発生します。P波は秒速約7Km、S波は秒速4Kmで伝わっていき、地震災害は主にS波によるものです。
「緊急地震速報」は、この速度の差を利用し、大きな揺れのS波が到達する数秒~数十秒前に通知します。
全国に配置された約1000箇所の地震計が地震の発生を監視しています。地震が発生すると、瞬時に気象庁は地震計の情報を基に地震の位置(緯度、経度、深さ)と大きさ(マグニチュード)を全国へ配信します。その情報をケーブルテレビ局で受信し、住宅へ到達する大きな揺れを即座に計算してケーブルテレビ網を通しお客様へ『予測猶予時間』と『推定震度』を音声通報します。

| ケーブルテレビの場合 | 一般放送の場合 (NHKラジオ・テレビの場合) | |
|---|---|---|
| [1]伝達形式 (メディア・放送形態) | テレビとは別の専用端末にて発報するので、 24時間・365日常時、テレビの電源がOFFでもOK。 | テレビはスーパーと音声告知(地図付き、1画面で表記)ラジオは放送を中断して音声告知 |
| [2]伝達内容 | 詳細な情報(予測震度・予測猶予時間・本震までのカウントダウン) | 大まかな情報(震源地情報、大きい揺れへの警戒呼び掛け、強い揺れの対象地域) |
| [3]伝達する震度 | 推定震度1からでも情報配信が可能※当社は推定震度3以上で発報する設定です。 | 最大震度5弱以上が推定される地震での速報 |
端末から発報される「予測猶予時間」は、数秒から数十秒です。この短い時間を有効に使うためには、どのような行動をとるべきか、あらかじめ決めておく事が重要です。
| 1.身の安全を図る!!! |
倒れやすい家具等から離れ、丈夫なテーブル・机の下、その他、安全な場所に身を寄せてください。 但し、建物の倒壊の危険がある場合は、この限りではありません。あらかじめ、家内での安全な場所の特定と、住居の耐震診断を受け、耐震対策を万全にしておきましょう。 |
| 2.情報を把握し、周りの人に声をかける |
推定震度と予測猶予時間を把握するともに、家族や近くにいる人に声をかけましょう。 ~慌てず・すばやく・大きい声で~ あなたと家族の身の安全を第一に考え、次の行動をとりましょう。 特に、猶予時間が短い場合は、直ちに身の安全を確保しましょう。 |
| 3.火元の始末※余裕があれば |
コンロの火をとめたり、ストーブ・ヒーター等の熱源を切りましょう。 但し、猶予時間の誤差が生じる可能性もあります。とっさの揺れで、熱湯等で火傷をしないよう、十分に注意し、行動しましょう。 |
| 4.避難路の確保 ※余裕があれば |
地震による建物の歪みによって、ドアが開かなくなる可能性が生じます。地震がおさまった後に、すばやく避難できるよう、ドアの開放等、避難路を確保しましょう。 |
| 直下型や震源から近い時間では、余裕時間が数秒もしくは、それ以下のケースも想定されます。ご自身と家族の身の安全を第一に、普段からご家族で話し合い、 速報発報時の行動について、様々な場面を想定して、訓練と耐震対策、緊急持出し品等の準備を十分に行ってください。 |
緊急地震速報を適切に活用するためには、技術的な特性や限界を十分に理解する必要があります。
「その時、あなたはどうする!緊急地震速報のしくみと心得」(気象庁ホームページより)